第一回会合を3月4日に開催
会計基準の国際化にあたり問題となるのは,非上場会社への影響をどうするかということです。
特に、中小企業に過度な負担を強いることのないようにしなければなりません。
そうした背景のもと、非上場会社に適用される会計基準のあり方について幅広く検討する「非上場会社の会計基準に関する懇談会」がいよいよ3/4スタートすることになりました。
大いに楽しみです。
プレスリリースの顔ぶれにご注目
昨2/25付けのプレスリリースは、5者の連名で出されました。
注目すべきは、その顔ぶれです。
中小企業の会計指針を作成した4団体(日本商工会議所・ 日本税理士会連合会・ 日本公認会計士協会・ 企業会計基準委員会)は当然ですが、なんと、今回は 日本経済団体連合会が新たに加わりました。
非上場という括りで、会計のあり方が広範な立場から本格的な議論される仕掛けができたようです。
プレスリリースの内容を、参考までに掲記します。
「この度、関係者のご協力により、「非上場会社の会計基準に関する懇談会(以下、本懇談会)」を設置することとなりましたので、メンバー及びオブザーバーのリストとともに公表いたします。
本懇談会は、本年1月22日付けでIFRS対応会議より、国際財務報告基準(IFRS)とのコンバージェンスに向けた作業等を通じて日本基準の国際化が進展する状況を踏まえ、非上場会社の会計基準のあり方について検討するため、関係者が一堂に会した懇談会を早急に設置すべきとの提言が示されたことを受けてのものであります。
本懇談会では、今後、日本の会計基準の国際化を進めるにあたって、非上場会社への影響を回避又は最小限にとどめる必要があるなどの意見を踏まえ、非上場会社に適用される会計基準のあり方について幅広く検討することを予定しております。
本懇談会の第一回会合は、3月4日(木)を予定しております。
なお、本懇談会座長(仮称)には、安藤英義 専修大学教授(企業会計審議会会長、「中小企業の会計に関する指針」作成検討委員会委員長)が就任することが予定されております。また、「中小企業の会計に関する指針」作成検討委員会のメンバーを中心とした共同事務局(日本商工会議所、日本税理士会連合会、日本公認会計士協会、日本経済団体連合会、企業会計基準委員会等)を設ける予定であります。 」