http://sakuraba-cpa.lekumo.biz/training/2011/10/post-cf15.html 10/7に「中小企業版の新会計」(仮称、以下「新会計」)素案がWGで承認されたことを受けて、まもなく親委員会(中小企業の会計に関する検討会)が開催されます。
ここで新会計案が確定、パブコメ募集がスタートする段取りです。
いよいよ新会計の全容が公開され、皆さんの目に触れることになります。

経営者にメリット大 だが会計人には 逆風/追い風?

新会計は、経営者にとって非常にメリットが大きいものです。

何といっても「経営者が活用しようと思えるよう、理解しやすく、自社の経営状況の把握に役立つ会計」(新会計素案、総論、目的(1))と方向づけられたことが注目されます。

経営者団体が熱望する「会計を活用したい!!」との流れに、会計人がどう答えるか。

財務会計を中心にサービスを提供してきた会計人には、強烈なアゲンストになる可能性があります。他方、経営者の願いに応えようとする会計人には、甘美な果実を享受できる可能性が大かと。

会計人の対応が急がれます。

会計人には油断が?

新会計は、経営者サイドが強く求めたものです。
そうした生い立ちのせいか、会計人はあまり関心を示さず、やや油断があるようです。
どうせ会計事務所を頼るだろう、などといった慢心も見え隠れします。

だが、税務業務と異なり、会計業務は独占業務ではありません。

税務申告を念頭に「税務+会計(≒月次顧問料)」をワンセットで契約できたこれまでの会計事務所のビジネスに、新会計をきっかけにメスが入ることになりそうです。

そのポイントは、“経営者の役に立つ会計”であるのか否かです。

会計事務所に“会計”を依頼するメリットを感じない経営者は、ドライに行動すると覚悟しなければ。

経営者が強く求めた新会計に、会計事務所がどのように対応してくれるか、経営に意欲的な経営者ほど、厳しく求めてくることが予想されます。

月額顧問料制度を揺るがす新会計、なとど報道され始めました。

先行する報道

新会計が会計業界に与えるインパクトについて、最近の報道ぶりを見てみましょう。

[E:happy01]中小企業の活性化へ
  ~経営に役立つ会計ルールが誕生
  ~税理士業務にも影響が生じる!?         (「日税ジャーナル」2011/08/02 1面) 

[E:happy01]経営者を中心に作られた新しい「会計」が動き出す
   ~金融庁が普及策を議論/金融機関の融資も変わる!?
   ~独占業務の範囲外/そのとき税理士は・・・   (「日税ジャーナル」2011/08/02 7面) 

[E:happy01]会計業界の死角突く「新会計」の落とし穴
  ~導入カウントダウン、税務と会計が切り離される!(「税理士業界ニュース」2011/09月号 2面) 

[E:happy01]経営に使える“新会計”10月公表いよいよスタート
  ~財務状況が分かる! 銀行に説明できる!      (「納税通信」2011/09/19 1面)

[E:happy01]中小企業の“経営に役立つ”会計ルール 年内誕生へ
  ~税理士以外の専門家参入で業務が激変!?   (「税界タイムス」2011/10/01 1面)

このように、新会計の動向を紹介しながら、会計人に警鐘を乱打
しているのが特徴的です。

ようやく会計人に危機感が浸透中!

各地の税理士会等から櫻庭が依頼された新会計の研修テーマは

[E:typhoon] 中小企業の会計が劇的に変わる
   ~年内公表の新会計にどう対応するか

[E:typhoon] 中小企業版の新会計ルール
   ~劇的に変わる中小企業の会計 会計人はどう対応するか

などです。危機意識が垣間見えますね。

明10/18スタートの【経営に役立つ会計人】養成講座も、定員を5割オーバーしました!
東京以外での開催のご希望にも応えることにしました。 概要はこちら→
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“経営に役立つ会計人”養成講座

新会計を極め、経営に役立つ会計を実践するための会計人向け研修

期間: 2011年 10月 ~ 2012年 2月 全6講
会場: 櫻庭公認会計士事務所→丸ビル会議室に変更
対象: 会計人(税理士・公認会計士・事務所スタッフ) 

詳細は

 →  経営に役立つ会計人養成講座ご案内

をご覧ください。

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他には類のないもので、ここでしか学べません。
今後の会計事務所の方向性・戦略をお考えの会計人を対象に開催します。
この機会をぜひご活用頂き、経営に役立つ会計人としてご活躍されることを期待しております。