昨8/6、まったく新しい視点による中小企業改革シンポジウムが開催されました。
お蔭様で300人の方々の参加のもと、新しい視点による中小企業の経営改革について、大いに語り合うことができました。
【参加者の横顔】
参加者300人の構成(速報)は次のとおりです。
企業関係者(企業・金融機関) 40%
会計関係者(税理士・会計士) 50%
マスコミ・研究者・その他 10%
昨年の4/10に行われた第2回シンポに比べて、今回は5割増しと大幅に参加者が増えています。
企業関係者の参加が昨年比+5割で百人を超えました!
会計関係者も昨年比+5割です。
なかでも、金融機関からの参加者が激増した(昨年は2人)ことが注目されます。
日税連の池田会長がご挨拶に登壇の後、シンポジウムの最後まで、会場の最前列で耳を傾けられていた姿が印象的でした。
【当事者が初めてユニクロを解剖した】
「ついきのうも柳井社長などと一日議論をしていたところです」
と語りはじめた安本氏。
20年前の零細企業がなぜ今日のユニクロに至ったのか、事例を交えながら丁寧に解説を進められました。
氏の講演のテーマは
「中小企業の経営者や会計人よ、大志を抱け!!
-成長を続ける企業の土台作りに会計専門家がいかに役立つか-」
1時間があっという間の充実したものでした。
ユニクロを支える経営陣である氏の、飾らないお人柄と口ぶりに、多くの方が感銘を受けたようです。
【中小企業の経営支援に情熱を傾ける4人のバトルに釘付け】
「ユニクロの成長には“経営者の挑戦”+“会計人の特別な役割”があった。これはユニクロだけの特別なことか?!」
こうした視点から、これまでともすれば軽視されていた“中小企業の成長”と“正しい決算書”の関係、“経営参謀としての会計人”の役割、などについて
・中小企業支援では最も先行する西武信金の落合理事長
・4年前から会計参与設置会社であるロジザード㈱の金澤社長
・4年前から会計参与に就任している税理士法人の上野税理士
そして、モデレータとして
・顧問先の9割が黒字=会計参与を先取りしてきた日野上税理士
この異色?の四者の熱闘(パネル・デスカッション)は見ものでした。
“今日は本音で行きましょう、きれいごとは無しにしましょう!”と控え室で確認した4人のお話は、迫力がありました。
中小企業が持続的に成長するためには、目標達成への情熱と本気の経営を実践する経営者と、評論家や分析屋としてではない経営者を支える経営参謀の両者が、正しい決算書とこれを基にした具体的な現場での実践を続ける必要が、率直に語られました。
そうした取り組みは金融機関としても大歓迎で、本気で支援したいといったことも生々しく語られたところです。
この他、中小企業庁から中小企業の会計について現状と今後の方向性について最新の情報を示していただきました。貴重な資料です。
帰り際、社員200人を抱える会社の会長と社長のお2人が「ウチも会計参与の設置を考えるよ」とおっしゃっていました。シンポの雰囲気を、端的に物語っています。
後日、ご希望の方に発言集や録画DVDをお届けする予定です。
多くの方々に支えられた昨日のシンポジウムはこれまでに比べて着実に発展した実りのあるものとなり、大盛況のうちに幕を閉じました。
ご協力ありがとうございました。
今後ともご支援のほど、よろしくお願いいたします。