フィリピンで中小企業向けに会計基準を緩和

フィリピンの証券取引委員会(SEC)は2008年度から国際財務報告基準(IFRS)の厳格適用を開始し、上場企業だけでなく中小企業を含むすべての企業に同じ基準で作成した財務諸表の提出を求めていました。
しかし中小企業にとって負担が重いなどの理由から、強い不満が寄せられていました。

中小企業向け国際基準を導入

フィリピンのSECは09年10月13日、国際会計基準の中小企業向け基準(International Financial Reporting Standards for Small and Medium Entities)をそのままフィリピンの中小企業向け会計基準として導入することを決定しました。
10年1月以降に始まる会計年度から、この中小企業向け会計基準の適用を認めることになります。