中小企業の会計に関して、経営者・個人事業主・会計人がどのような意識を抱いているのか窺うことができるアンケートが、中小企業庁より11/9に公表されました。
→会計処理・財務情報開示に関する中小企業経営者の意識アンケート調査結果
【中小企業の会計の実態はどのようか?】
この調査の主な狙いは、「中小企業の会計ルールに関する認知度・浸透度をはかるとともに、中小企業における会計処理の実態及び情報開示や管理会計への意識を把握すること」にあります。
この趣旨のもとで中小企業庁が平成16年より継続して行っています。継続性とアンケート規模からみて、中小企業の会計の実態に関する、有益な情報を提供するものとなっています。
【何が読み取れるか】
多岐にわたっていますので、改めて整理をしようと思いますが、とりあえず今回の報告の主な項目を掲げております。
1. 会社の内部体制について
経理財務に関する事務分担や会計事務所への依頼状況や報酬、PCの利用度や会計ソフトの利用状況など
2. 決算書について
月次など締めの頻度や利用方法など
3. 決算書の開示について
開示先や開示書類・開示理由や事業計画の内容など
4. 中小企業の会計について
認知度や準拠状況やメリットなど
5. 会計参与について
導入状況や依頼先やコスト(報酬)、設置した理由・設置しない理由など
6. IFRSについて
取組状況など
7. 管理会計について
財務情報の管理面への活用状況など