20107

税務弘報(中央経済社)2010年7月号に、会計参与に就任している実際の事例を分析した研究論考が掲載されました。

制度研究として会計参与の実態を事例で紹介

会計参与制度が導入されて4年が過ぎました。この間、様々な事例が積み重ねられてきています。
その結果、実に興味深い変化が「経営の現場」で起こり始めています。

何が変わったのか、そうした会計参与就任会社の特徴などを次の6つの視点から分析しています。

  • 会計参与を設置した意図
  • 就任の経緯
  • 会社の特徴
  • 会計参与の業務の進め方
  • 会社への指導
  • その他

構成

本研究の構成は次の通りです。

はじめに
1. 創設期の特有の反応
2. サポートの仕組みが誕生
3. 事例が多様に誕生

Ⅰ. 何が起こり始めているか
1. 会計をめぐる「深刻な問題」
2. 会計参与の実際
3. 「身内の専門家」

Ⅱ. 事例の紹介
1. 業績が伸びれば報酬も伸びる
(1) 金融機関の意図
(2) 就任の経緯
(3) 会社の特徴
(4) 会計参与の業務の進め方
(5) 会社への指導
(6) 会計参与就任者は次の就任が容易

2. 経営に役立つ人が欲しい
(1) 老舗企業が就任を要請した意図
(2) 就任の経緯
(3) 会社の特徴
(4) 会計参与の業務の進め方
(5) 会社への指導
(6) しっかりした経営姿勢と会計参与の組み合わせは最強

3. 再建途上&公共工事メインの会社からの要請
(1) 再建途上の会社の意図
(2) 就任の経緯
(3) 会社の特徴
(4) 会計参与の業務の進め方
(5) 会社への指導
(6) win-winの関係に底知れない可能性が

4. 急成長のベンチャー企業が求める会計人
(1) 株式上場のための体制づくり
(2) 就任の経緯
(3) 会社の特徴
(4) 会計参与の業務の進め方
(5) 会社への指導
(6) 若い社長は会計参与に頼りながら本業にまい進

5. まとめ
(1) 成長したいので、経営に役立つ人材を求めている
(2) 勝ち残りたいので、指導力を求めている
(3) 成功したいので、厳しさを求めている
(4) 経営数値に基づく経営管理を求めてきた
(5) 内部の立場で長期に契約した存在